なぜ、絵を描くのか?

はじめに

「絵を描く人」というと、いろいろな形で活動している方が世の中にはたくさんいるけれど、 私の場合は美大で学んだわけでもなく、ギャラリー所属画家なわけでもなく、マイペースに、自由なやり方で活動してきました。

2009年に、都内の小さな空間で初めて個展を開催して以来、小さい頃から日常の一部だった「絵を描くこと」が、少しずつ自分のアイデンティティーになっていきました。
でも絵描きである以前に女性であり歳も重ねるし、住む場所や感じ方も変わっていくので、長くない経歴の中で描く絵も、それらに伴って変化してきているようです。

私の場合、日々の中でずっと心に留まっていることや、何か形にしないと落ち着かないようなことがあるときに、専ら絵に描く。そして絵ができると、タイトルをつけたり、ときには説明を求められたり、言葉を使う場面も出てくる。

そんなときの私は、暗号みたいなタイトルをつけたり、できた文章が詩になってしまい説明したかったのに説明文として機能しなかったりということも多々、なんというか、口下手になります。
誰かと対面ならば、苦手なりに説明なんかもできる気がする。しかし、描いた絵に関することで、さらに不特定多数へ向けた文字でとなると、急に照れくさいというか、素直になりきれない感じがありました。

だけど、文章を書くのはどちらかというと好き。言葉をもっと自然に綴ってみたいと思い、ブログを始めることにしました。
今のところ、日々の出来事や思ったこと、制作記録などを、絵に描くより気楽に、日記感覚で書いていく予定です。

Instagram:@tsuzuru_iiiaaaooo(ブログ更新のお知らせアカウント)

絵:「模範飛行」より一部 2020 紙に水彩