なぜ、絵を描くのか?

作品展示準備と初日レポート

作品展示準備と初日レポート

先日お知らせしたふたつの展示会が、開催中です。

初日の午後には、六本木の会場へ在廊。

思えば「展示会に在廊」という行為がとても久しぶり。
巨大な展示のブースに立った以外では、2019年の秋以来かな。 世の中が一変する少し前。

展示準備

チームワーク

数年前から、作品搬入や設営などの際に彼にサポートしてもらうようになってから、一緒にいろいろな現場で設営を重ねるうちに、チームワークができてきた。

お互いのやり方や得意不得意がよく理解できてきたので、作業がスムーズ。 自分一人でやっていた頃は、大変なこともあったなぁ。

日程の都合をつけてくれたり、車の運転をしてくれたり、彼にとって私の活動は、家族のイベントとなっているらしい。
こういう時には、徹底して食事や甘いご褒美なんかを振る舞う。 準備の段階さえも、しんどいだけでなく、いい思い出になるなんていい。

自家製ドライハーブ

設置してみるまでどうなるかわからなかったけれど、庭で育ててドライにしたハーブたちを持参していた。

展示する絵は、身の回りの自然の景色を含むものばかりなので、鑑賞しながら視覚以外の感覚でも、何か感じることができたらおもしろいと思い。

そう、春に蒔いたハーブや去年からのラベンダーたちは、元気に育ち夏を越していたのです。

自宅では、ドライにしたものは消臭や虫除けに活躍中。

そんな彼らにもちょうど良い居場所があり、設置した絵とも響き合ったので、晴れて展示会デビュー。
ラベンダーの葉に花、ローズマリー2種にオレガノ。
なんと働き者のハーブちゃんたち。

初日レポート

数日前に、一足先に設営を済ませていた会場。

もう一人の作家さんである林さんの地上フロアでの展示は、白ベースの作品に自然光も相まり明るく、私には故郷の雪景色にファンタジックな妄想を重ねるような印象だった。

地上の明るさに対して、奥の階段から階下を覗くと、ほんのり薄暗く明かりが灯っているように感じる。

地下の私の展示では、自分の日常生活の雰囲気を少しだけ感じたくて、ライトを極力少なく、スポットをなるべく広角で当てた。

長い時間居ても、自分自身が落ち着ける部屋にできた。
そういえば、スポットを調整できる個展のタイプの展示では、昔から暗めにしがち。

在廊しなかったり在廊日を公表しないことも少なくなかった私だけれど、今回はブログやInstagramで告知。

当日は、連絡した家族や久しぶりの友人たちが会いに来てくれたり、告知を見て来ていただいた、初めましての素敵な出会いなども。

ブログ開設時に「はじめに」で書いた通り、特に絵のことを語ることは得意ではないけれど、
そんな絵のことや日常のことをたくさんの人と語り合い、胸がいっぱいの一日となった。

会期は今週土曜まで。
ぜひお出かけください。

「静かな物語」
 2022. 10. 22 (土) - 11. 5日 (土)
11:00 - 19:00(日・祝休廊/最終日17:00まで)
Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi
東京都港区六本木7-8-9 深作眼科ビル1F・B1 03-5786-1505


※ 別所にて完全アポイント制の展示を開催中です。詳細はこちらよりご確認ください。
“Big Hugs”
2022. 10. 22 (土) – 終了時期未定
Oakwood Residence Aoyama
東京都渋谷区神宮前3-1-29