『KIMOCHI』

『KIMOCHI』

『KIMOCHI』。 ZAZEN BOYSの曲。

随分昔、一番最初に聴いたときは「好きになった相手に、うまく気持ちを伝えられないもどかしさ」みたいなものを描いた曲として聴いていた。

Radioheadの『Creep』みたいに、不器用で思春期っぽい、きゅんとする曲。

先日の「なぜ絵を描くのか」の記事を自分で読んでいて、この曲を思い出したので聴きかえすと、
恋愛だけでなく「表現すること」に対しても通ずる詩に思えてきた。

表現者として生きるひとって「気持ちの表現方法」を石に例えるなら、

細部まで自然と磨かれていて、大きくても小さくても、色や形がどんなものであっても、

どうしても美しくて、例え広い河原でも、他の石とは全然違う輝きがあると思う。

向井秀徳氏の「言葉」と「音」と「声」の表現方法は、震えるくらいに、どれもそう。

「受け手」である誰かにそんな風に思われる人が、表現者として生きるべき人だと思う。

そして私も、子供の頃から多くの表現者の作ったものに、感動して尊敬して、

ときには表現者が、その道を選んで表現者として生きてくれていることに、ものすごく感謝の気持ちが湧く。

そういう存在が、私の憧れ。