なぜ、絵を描くのか?

ご近所の夢の国

ご近所の夢の国

師走感なき理由

毎年10月、11月くらいから「もうこんな時期なの?」とか「1年が終わっちゃう!」とか言い始めるのは私だけではないと思うけれど、今年の私はなぜだか、そういった気持ちにならなかった。

「今年が終わるのだな〜、いろいろと濃厚な1年だったな〜」というくらいの感じ。

不思議だけれど、こういう気持ちで年が越せるのは、わるいことではない気はする。

そう話すと、彼も近いものを感じていたそうで、では理由はなんだろう。

やはりきっと、引っ越したことが大きいと思う。

縦にも横にもぎゅっと詰め込まれたような都内で暮らしていた頃は、人にもすぐ会えて、イベントも近くでたくさんあって、その上「年内にあれ済ませちゃいたい」とか考え出したものなら、自分が一人では足りないくらいに忙しくなる。

それに、日常的に人や情報に囲まれていると、この時期には師走感や焦燥感みたいなものを「感じなければならない」ような気持ちに、まるで誰かにさせられていたような気さえする。

それはそれで、当時は楽しんでいたのだけれど。

大切にしたいものや好きなもの、価値基準なんかと、

暮らす場所や、日常で長い時間身を置く環境との関連性は深い。

人生の各ポイントで、それらをマッチさせることが出来たら、その時々で、その時々の自分たちにとっての一番の幸せを感じられるのだと思う。

だから、大切にしたいものや好きなもの、価値基準が変わって来たら、それに敏感に気づいて、すぐに行動できるのが理想的。

年末の話から飛躍してしまったけれど、新しい場所に住み新しいことをいくつも始め、経験して、インプットとアウトプット、酸いに甘いに喜怒哀楽、それに幸せに溢れた日々であったので、悔いや心残りが全然ない、というのが、師走感のなさの理由かなと思う。

我が家のクリスマス

先出の写真は、クリスマス・イヴの、我が家の食事。

この日は彼が仕事で外出だったので、夕方くらいからひとりでせっせと準備。

彼のリクエストのミニローストチキンに、彼の好物のポテトグラタン、いつものサラダに、有機ワイン。
食後に、バナナと大豆粉で焼いたシュトーレン風デザートも。

そんなに特別感の強くない、我が家の聖夜。

クリスマスプレゼントは、一緒に出掛け、お互いに選び合う。

私は、しばらく前から準備を進めていた、毎年恒例の「1年振り返りムービー」を完成させて、彼にお披露目。
これが毎年、大変盛り上がる。

今年は、クリスマス当日の土曜日は、ずっと行ってみたかったレストランへ、クリスマスランチに。

このレストランのことも、きっと後日に綴ります。

宮ヶ瀬湖のジャンボクリスマスツリー

以前に、津久井湖のロマンチックなイルミネーションを観たけれど、宮ヶ瀬湖でも素敵なものがみられるという噂を聞きつけ、行ってみた。

この日はクリスマス翌日で、なんと宮ヶ瀬湖のイルミネーションの最終日。 間に合ってよかった。

相模湖や宮ヶ瀬湖のクリスマスイベントは交通渋滞がひどい、という噂もあったのでどきどきしつつ向かうも、この日は往きも復りも全然大丈夫だった。

周辺の駐車場へ車を停め、まずは夕暮れ前の湖の景色に、うっとり。

宮ヶ瀬湖は車で通過したことしかなく、初めての来訪。

じつは最近「来年は、宮ヶ瀬や愛川町のエリアをもっと知りたい!」と意気込んでいたので、年末に早速来ることが出来て、嬉しい。

つり橋を渡って、公園の方へ。

ここから見る湖の水は透き通って、まるで南国の海かのようで驚いた。

広場の奥の階段には、かわいい木の絵が。

奥の山並みに水平に陽が当たっていて、すごくきれいだった。

湖へ来る前に行こうと思っていた珈琲屋さんがお休みだったので、公園の中にあったカフェに入ってみた。

ちょっとお茶しようと思ってオーダーしたケーキが、大きなプレートに盛り付けられて出てきたので、目がハートに。

テラスの席で夕焼けを見ながら、イルミネーション点灯の時間が近づくのを待つ。

カフェを出ると、広場にぽつりぽつりと人が。

そして、左手には大きなモミの木。

この日のお目当ては、このジャンボクリスマスツリー

傍らに、芝生の立派なアリーナ席付きの、音楽堂を発見。

ここで、寝転びながら気持ちのいい音楽が聴けたら、最高だろうな〜。

広場の奥の、木の絵が描かれていた階段。

近くまで来ると、かなり広い。 そして、こちらに来るにつれ、人が多くなってきた。

屋台ごはんのようなものを持って階段を降りて来る人がいたので、登ってみることに。

登りきると、ちっちゃなテーマパークのような広場の先に飲食店が並んでおり、びっくり。 こんな場所だったとは。

津久井湖にもあったような鐘もあり、やはり子供達に人気。

大好きで、酉の市の頃からずっと飲みたかった甘酒を発見し、飛びつく。

しかも、自家発酵の甘酒だなんて、、感激!

これを片手に、階段途中のベンチでスタンバイ。

夕方17時、点灯の時間。

ツリーと、階段の上の広場が同時に点灯して「わぁ…!」と歓声が上がった。

しかも、毎日この時間に流れるのか、童謡の「七つの子」の音楽と共に…。

津久井湖同様、この「子供たちのため」の雰囲気が素敵でつい、じぃーん… ときてしまった。

屋台や飲食店がたくさんあることがわかり、浅草時代ぶりの屋台ごはんで、夕飯を済ませることに。

浅草では、毎月のようにどこかしらでお祭りがあったので、よくふらりと行って、ふたりで屋台ごはんをいただいたな。

屋台らしく、じゃがバターとポン酢のたこ焼きをいただいた後、階段を降りて、広場へ。

右手には気球があり、数十メートル上からジャンボツリーを見ることができるらしい。

ツリー自体は、なんと高さ30メートル以上。

イルミネーション期間中の数日には、花火も打ち上がるらしい。

宮ヶ瀬湖、、、素敵。 完全に侮っていたことを深く反省…。

ここにいるあいだ、本当に夢の国にいるかのようだった。

そしてこの年末だけでも、相模原周辺の魅力を、またいくつも知ってしまった。

2021年2月にひっそりと始めたブログでしたが、想像していた以上にたくさんの方が訪れてくださり、とても励まされ、楽しむことができました。

来年も、皆様や皆様の周りの好きな人にとって、心身健康で、素敵な1年になりますように。