なぜ、絵を描くのか?

藤野でケーキ

藤野でケーキ

3ヶ月ほど前のこと。

幸福の参鶏湯

まだ桜が終わって間もない頃、久しぶりに百笑さんへ。

窓からは、新緑が徐々に深くなってゆく景色。

写真はピンぼけしてしまったけれど、彼が窓にとまっていた緑色の虫を指差して「ウスバカゲロウだ」と。

その後、このきれいな虫の幼虫が、蟻地獄の主と同一であることを知らされ、カルチャーショックを受ける私。

いつもの酵素玄米の参鶏湯。 この日は不思議とぺろりといただけた。

そしていつも通り、えも言われぬ幸福感に浸る…。

studio fujino

そのあと初めて伺うお店へ、車で数分。

山道の路地を入り、さらに山の中の方へ下りると、古民家や納屋のような建物。

studio fujino さんは、木工家具職人とアートディレクターのご夫婦のお店だそう。

養蚕農家の古民家を1年かけて改修して作られたという建物の手前にギャラリーショップ、奥にカフェがある。 この古民家具合、茨城県のLOOPTOWNを思い出した。

ご主人のものだけでなく、地元の作家さんの作品などもたくさんあって、美しい器や洋服、古民家の雰囲気にうっとり。

カフェにはカウンターと、贅沢なソファー席にテーブル席。

私たちは窓の開け放たれた気持ちのいいテーブル席へ。

季節のサンドやスープランチも美味しそう。

彼は濃厚チーズケーキ、私は苺とクリームのタルト。 それに、それぞれアイスとホットのコーヒーを。

じつはこの日は私の誕生日だったので、家の近くでしかもこんな山の中で、こんな素敵な場所でバースデーケーキがいただけるとは…。

最高。

席からずっと眺めていた庭を、帰る前に散策してみる。

この周辺には、「山ビル」がよく出るらしい。

都会的なギャラリーとカフェと、そこから一歩出たときのこのギャップ。

こういうものに私は弱い。