なぜ、絵を描くのか?

ブーケを解体してみる

ブーケを解体してみる

先日の結婚写真撮影についての記事で、写真家とヘアメイクのふたりのプロフェッショナルについて書いたけれど、この日ブーケを作ってくださった花屋さんの方も、プロだな~と、感動した。

ブーケをオーダー

我が家はなんでも手作り志向なので、ブーケも普段通りに、花だけ選んで自分で作ろうかと、はじめは考えた。

でも花は生き物だし、スタジオまでの車移動も長くて、
しおれないように出来るか不安だったこともあり、やはりプロにお願いすることに。

なんとなくイメージしていたブーケに近い画像を2-3枚用意して、お花屋さんへ。

付き添ってもらった彼は、普段花屋に行く機会がないので「これ好き」「あれも可愛い」と、楽しそうだった。

スタッフの方と用意した写真を共有して、そのほかにも希望を口頭や、店頭に並ぶ花を見ながら伝える。

・ベースの色味は、ブルーや紫色などの寒色系希望。
・ブルーでも、渋めの色味希望。
・グリーン多め、ほぼグリーンでも大丈夫。
・広がりがあって、ひょろりとした長いグリーンが欲しい。

担当してくださった若い店員さんは、私がいろいろと言いながら伝えようとするブーケのイメージを、もちろん一生懸命に聞いてくださるし、店内のお花を一緒に見ながら「このお花の色だと明るすぎますよね?」とか、イメージ通りのグリーンを指して「この辺りはどうですか?」とか、端々で「とてもよくわかってくださっているなぁ」という印象を受けた。

そんな風に、本当に丁寧に希望を聞いていただけたので、なんの心配もせずに当日受け取りに行ったのだけれど、
できたブーケを見て、まさにイメージしていた通りの仕上がりだったので、感激した。

基本なんでもDIYの我が家だけれど、その道を極めるプロにお願いすることって、
またちがった価値がある。

ブーケ解体

私は母の影響で子供の頃からドライフラワーが好きなので、今でも通常花束などは、家に持ち帰ってすぐ、まだきれいな状態で逆さまにして、よりきれいにドライにする準備をしてしまう。

でもこの時は以前に書いた通り、撮影を終えてから数日間余韻に浸っていたので、ブーケはほぼそのままの状態で花器に入って、我が家を彩ってくれていた。

さすがに少し元気がなくなってきた頃、ようやくブーケを解体した。

花束の解体作業って、大好き。

花束をいただいたりした時にする私のルーティーンなのだけど、こうして解体してみると、たくさんの種類の植物が混ざり合っていたのが、改めてわかっておもしろい。

このうつむきの花は「セリンセ・マヨール」というらしい。

葉がドラゴンの鱗のように重なっていて、所々ブルーがかっていてきれい。

よくドライフラワーで見るエンジリウム。

ブーケを見た瞬間から、ドライフラワーにすることを決めていた。

大好きなコデマリも入っていて、嬉しかった。

ちなみに上の写真の右下は、オオデマリ?と思ったけれど「セイヨウカンボク」という花みたい。

アイバンホー、ビャクブ、右はおそらくフェンネル。

これらを、なんとなくでドライにするものと、挿し木するものに分ける。
ひとつずつ調べずに、とりあえずやってみる性格。

こちらはドライ陣。

挿し木などが出来なさそうなものは、とりあえず干してみる。
いつもこういうやり方なので、ドライにしたうちのいくつかは、きれいに乾かないこともよくある。

こちらは、挿し木陣。

ドライにならなく挿し木などが出来そうなものを、茎や葉を整えて、いったん花器へ戻す。
アイバンホーは、素直にドライにした方がよかったかも、と思いつつ。。

小さい花器は、ダイニングテーブル用。

数日後、茎を短く切るためにもう一度解体。

淡い色のテントウムシが付いていた。
指について歩いてきて、可愛かった。

特によく調べずに、どうなるかわからないまま、なんとなくでやる。
しかも、いつも薬品を一切使わずに行うので、枯れてしまうことも多々。

ただ、花や草をいじるのが好きなだけ。
今回はどうなるかなぁ。