ランドリースタンド、デスクをDIY
- 2021.07.23
- DIY エコ ゼロ/レス・ウェイスト 引越し 暮らし
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ゆっくり進化する我が家
自分たちにとってすごく意外だったのだけれど、じつは、引っ越してからまだ半年も経っていない。
食や生活リズム改善への挑戦から始まり、畑づくり、家具のDIY、ご近所の散歩、レストランやカフェ探し、アウトドア遊び…。
新しい環境をいろいろな角度から楽しみすぎて、もっともっと時間が経過したような気がしていた。
以前に作品収納棚を彼にDIYしてもらった際にも書いたように、我が家の家の中は、大概のものを木でDIYしている。
既製品の家具は、一目惚れしたアンティークのダイニングテーブルと、ベッドくらい。
ベッドも、じつは引っ越しの際に、新しい寝室にぴったりのものを自作してしまうか、という話になったこともあったが、かなりの大仕事になりそうだし、元々持っているものを大切に使おうということで、なんとか思い留まった。
予定が空いている週末にひとつずつ作って行くので、とてもゆっくりと進化してゆくインテリア。
ランドリースタンドをDIY
我が家の洗濯事情
我が家の洗濯機には、乾燥機能が付いていない。
迷ってはいたけれど、ドラム型ではなくやっぱり縦型で洗う方がなんとなく気持ちよく、乾燥機よりも自然乾燥の方が、衣類にも良さそう。
そして、洗濯物を干す作業は、家事の中でも、結構きらいじゃない。
ひんやりとした洗濯したての衣類やタオルを触るのも、脱水されてくちゃくちゃになった洗濯物を整然と並べて行くのも、気持ちがいい。
引っ越してからしばらくは、2階のベランダに、浅草時代に使っていた物干し竿を簡易的に設置して、干していた。
これには、洗濯担当の私的には、いくつか改善したい点があった。
現状
・2階へ濡れた洗濯物を運んで行くのは、重たい。
・夏の直射日光に、衣類を当てたくない。
・梅雨時期や冬の雪の時期に、部屋干しをするシステムがないと困る。
理想と課題
・1階で出来たら、洗濯機から近くて楽。
・1階なら、陽当たりがほどよく、天候に関係なく洗濯が出来る。
・でも居住空間に、市販の物干しラックのようなものは、置きたくない。
まだ涼しい時期に、こんな内容の家族会議をよくしていて、
梅雨目前で、木でランドリースタンドをDIYすることに決まった。
木材の準備
DIYとなるとランドリースタンドの形も自由なので、いろいろと試行錯誤。
・出来る限りシンプルな構造で、たくさん干せるもの。
・作りやすい、使いやすいもの。
・物置等にしまわずにリビングに置いておいても、いやじゃないもの。
そして最終的に、シンプルな蛇腹型にすることに。
ホームセンターで、ほどよい太さと長さの材を発見。8本購入してきた。
そして、長いものと短いものにカット。断面にやすりをかける。
下のかたまりは端材。
我が家では端材は、今後のDIYに有効活用できるので、大切に保管。必要な場所に、そのままシンデレラフィットすることもしばしば。
もしも出番がなかったら、キャンプの時に薪として活躍してくれる。
驚きだけれど、これで準備完了。
組み立てて、完成
長い方を縦、短い方を横に使用。
少し脚になるようにすると、安定感も出るし、床掃除もしやすい。
DIY家具において、掃除のしやすさ、大事。
これを3つ作って、蝶つがいで蛇腹になるように組み立てる。
素敵!
実際に使ってみたけれど、たくさん干せて使いやすい上に、
蛇腹の広げ具合で大きさも変えられるし、3枠でも2枠でも使うことが出来るし、好きな場所に移動できるしなどなど、自由度がすごい。
暑い陽射しの下に出ずに作業できるし、木の質感は、リビングに広げていても視覚的に全然いやじゃない。
使わないときは、たたんで部屋の片隅に。
物干しが変わるだけで、洗濯仕事が楽しくなってしまう、単純な私。
今回も、棟梁のスピード感のあるお仕事に感動。
デスクをDIY
私の部屋
そして最近、また棟梁にお世話になった。
以前に、作品はきれいに収納出来たのだけれど、じつは私の部屋には、まだまだダンボール箱がたくさんだった。
ずっと昔に彼がDIYして使っていたデスクを、お下がりで使っていたのだけれど、絵を描くのもパソコン仕事をするのも同じデスクで行う私には、このデスクが少し手狭だった。
現状
・作品制作、パソコン作業、ミシンをする際、その都度デスク上の物を総入れ替えしなければならない。
・収納がないので、部屋にダンボールがいっぱい。
理想
・作品制作、パソコン作業、ミシンを、その都度片付けずに作業できる、大きなデスクが欲しい。
・デスクの上や、デスク下のデッドスペースに、たくさん収納したい。
・小さな部屋を有効活用するために、L字型のデスクがいい。
じつは「L字型のデスク」は、引っ越した当初からイメージしていた。
木材の準備
ランドリースタンドと同じ材数本と、天板になる板を2枚用意。
まずは両端の脚部分を組み立て。
脚に天板を乗せて、部屋のドア側の壁面に設置。
補強の横棒を2本、デスク下の奥の部分に。この補強棒の上が、収納スペースになる。
これを、L字型になるように、もうひとつ。
完成
ドアから作品収納棚までの壁面、めいっぱいに使えるデスクが、あっという間に完成。
窓側の天板は、少し幅の狭いものにしてみたら、部屋が広く使えて、完璧。
ドア側で制作、角の周辺でパソコン、窓側でミシン。
制作はパソコンで写真を見ながらすることも多いので、これがベストポジション。
完成した部屋が、良すぎて震える私。
そんな私を見て満足気な棟梁。
実際に使い始めているけれど、毎日、感動。
「絵を描きたい」「パソコンしなきゃ」「気分転換に裁縫しよう」と思うたびに、デスクを片付けてひろげて、また片付けて、としなくていい快適さよ。
それと、表面にニスなどを塗らずに、経年で木の味の出てくる感じが私は大好きなので、使い込んでいくのが楽しみ。
棟梁の今後
棟梁に今後のプランを伺うと、とてもお忙しそう。と言っても、ふたりで相談して決めているんだけれど。
これまでは、私の洋服を掛ける巨大ラック、納戸の中の丈夫な収納棚、棟梁ご自身のお部屋のインテリア、勝手口の網戸、などを手掛けられ、
今後はキッチンのあれこれ、ウッドデッキ、寝室のサイドテーブルなどを作っていかれるご予定。
一番に作っていただきたいのは、私が長年夢みている、キエーロコンポスト。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
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