我が家の冬支度 -天然繊維-
- 2021.12.07
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前回、我が家のたくましいストーブについて書いたけれど、厳しい冬を超えるには、温かい衣類も効果的。
テクノロジーの恩恵のような化学繊維の衣類も、防寒着としてたくさん売られており、私たち夫婦も使用していたけれど、
今年は専ら、天然繊維にお世話になっている。
シルク
近年、冷えとりブームでシルクの指付き靴下が普通になりつつあるけれど、そういった情報に速い母は、なんと今から20年前には、シルク靴下を愛用していた。
母の影響で父も使い始め、その頃私はまだ中学生とかで「絹100%で気持ちがいいよ」と言われても、初めて見る形状の靴下に「見た目がこわい」と感じ、自分には関係のないものだと思っていた。
その後上京し、ある時古着屋で、薄手のスカーフを買う。洗濯してみたらくしゃくしゃになり、まぁいいか、と首に巻いてみたら、温かさにびっくり。
こんなに薄手なのになんで?と不思議だったのだけれど、のちにそれがシルクだからだいうことにと気づく。
ただ、このスカーフや母の靴下以外、シルクというとサテンのような艶やかなイメージしかなく、マットな質感が好みの私はこれまでずっと、天然繊維であれば、綿やウールなどに目が行っていた。
しかし今年、シルクの良さを、再び痛感することとなる。
シルク入りオーガニックコットン
夏に、無印良品でシルク混のコットンの下着を使ってみた。
それまで使っていた綿100%のものと比べると、汗の乾きの早さが全然違い、快適さに感動。
追加で購入し、使い古したものとお別れし、総入れ替え。
お陰で、ストレスフリーな夏を過ごすことができた。
それからというもの、シルクにすっかりはまってしまった。
シルクの腹巻/ナイトキャップ
以前に、ギューちゃんが明け方に、私の髪の毛で遊んでしまう対策に購入したと書いた、シルクのナイトキャップ。
探し始めるとナイトキャップは、サテンぽいシルクのものが一般的で何やら今人気のようだけれど、個人的にはニットの方が見た目が好きなのと、ロングヘアに適したものがいいと思い、探していた。
私が購入したのは、シルク100%のよく伸びるニット編みのもので、色違いをふたつ。
腹巻としても使えるもので、寸法56cmと、かなり長めの作り。
私の長い髪も、きちんと収まった。
寝るときは、おでこや耳が暖かくて気持ちいい。
朝は、着用していない時と比べると、髪がしっとりさらさらにまとまっており、感動した。
以前の美容についてのブログにも書いた通り、シャンプー時のトリートメントやコンディショナーをやめてしまっていたのだけれど、ナイトキャップをしただけで、若い頃の髪の手触りを思い出すことができ、やはり「髪は女のいのち」かもしれない、とか思う。
そして、腹巻として使ってみても、付けた瞬間に笑ってしまうくらい、暖かくてしっとりする。このしっとり感も、不思議。
こんなに繊細な生地なのにいろいろな効果があり、天然繊維って、本当にすごい。
きっかけはギューちゃんのいたずらから逃れるためだったのに、こんなにたくさんの恩恵が得られるとは。
タイツ
それから、タイツというか、ズボン下のようなもの。
冷えとりって、シルク、綿、シルク、綿、と重ねるものなのだけれど、
こちらは内側がシルク、外側が綿で、合わせて作られていて、これ一本でプチ冷えとりが出来るというもの。
靴下以外に冷えとりってしたことがなかったので、試しにと使ってみたのだけれど、
最高すぎた…。
普段履いているパンツの下に履くと、肌にシルクが触れ、いつものジーパンやチノパンが、まるで質のよいスラックスか何かを履いているかのような感覚になる。
そして、綿のみや化繊のものより、格段に気持ちよく、温かい。
即、洗い換えの2本目を購入した。
指付き靴下
以前から使っていた指付き靴下。
写真は一部で、実際には洗い換えするのに必要な分だけ購入し、この機に総入れ替え。
指付きの靴下って、履いている時の暖かさもいいけれど、何より脱ぐ瞬間の気持ちよさが好き。
靴のサイズを靴下に合わせたり、靴下のデザインが限られるのはさみしいので、フルレングスのものは基本的に、家の中や就寝時用。
短いつま先タイプのものは、発明品だと思う。
好きなデザインの靴下を諦めずに、プチ冷えとりができる。
メリノウール
この他に、男性用のシルク100%のズボン下を購入し、彼にプレゼントしてみた。
ほどよく暖かく肌触りも良く、とても気に入ったようで、リピート決定。
シルクの気持ちよさを共感し合う日々。
夏に、私が前述のシルクコットンの下着を使い始めた頃、汗っかきの彼は、メリノウールのティーシャツを使い始めており、速乾性と防臭性に、いたく感動していた。
以前はウールって「温かいもの」というイメージだったけれど、汗をかいても綿とは違いすぐ乾き、化学繊維のようににおいが気にならず、1年通して快適らしい。
年中使用できるのはシルクと一緒で、動物に作ってもらう天然繊維の、特徴なのかもしれない。
自分の買い物のついでに、私用のショーツを買ってくれたことがあり、とても履き心地が良く、気に入っていた。
「icebreaker」というニュージーランドのブランド。名前もいい。
紙のパッケージなのも、とてもいい。
ウェブサイトに載っているたくさんのこだわりを知り、さらに好きになった。
寒くなり、今度は温かさの意味でまたウールが欲しくなったようで、長袖ティーシャツを追加購入。
シルクズボン下のお礼的なことか、またまたショーツを2枚と、長袖インナーをプレゼントしてくれた。
きれいな色。 サイズは、海外の製品なので、XSでちょうどいい。
シルクとは、また違った暖かさの感覚。
でも、どちらも着た瞬間に暖かく感じるのは、共通な気がする。薄手なのに、本当に不思議。
私はこのほかにもいくつか、シルクコットンの長袖インナーや、ウールの靴下も揃えた。
我が家の、心強い肌着の冬支度。
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