引っ越します。2
前回のつづき
東京での暮らし
これまでは旦那さんとふたりで、浅草に数年間暮らしていました。
大好きな浅草についても、また別で書きたいと思います。
東京生活も、もうだいぶ長くなりました。
何につけても沢山の選択肢の中から選ぶことができて、観たいライブがすぐ近所でやっていて、出会いが日々無限にあって。
都会での生活を楽しみながらも、新潟の田舎で生まれ育った私は、はじめからなんとなく、いつかは都心から離れて自然の多い場所で暮らすのだろうな、という気がしていました。
自然の近くで暮らすことの贅沢さ
空気の匂いで四季を感じたり、雪の過酷さや静かさや、高い場所に登らなくてもおっきな夕焼けの空が見えて感動できたり、水が美味しかったり。
そういうことが普通だと思っていたけれど、そうではなかったんだな、すごく贅沢なことだったんだな、と。
上京して、痛感したのを覚えています。
なので、例えば子供が生まれたら、親たちがしてくれたように、自然のある場所で育てたい。将来の選択肢が増やせるように。
そして自分たちも、またもう少し、自然の近くで暮らしたい。
漠然とではあるけれど、私達夫婦の考えは、以前から一致していたのでした。
リモートワーク到来
だけど当時は、会社通勤という縛りがありました。
毎日会社と田舎を往復なんてしていたら、あっという間に疲弊して、ぜったい、本末転倒。
かといって住む場所のために彼が長く勤めている会社を辞めるなんて、リスクが大きすぎ。そもそも彼はわりと仕事が好きなので、その選択肢はない。
「自宅でできる仕事なのだから、リモートワークにすれば、仕事の生産性が上がって、心もからだも健康的になるのに!」「どこどこの国では、もっと自由な働き方のできる企業が沢山あるらしいよ!」というようなことを、
彼に言ってもしょうがないのに、よく訴えかけていました。
そして2020年。彼の仕事が一気にリモート主体になりました。
私の願っていたことが、一瞬で現実になってしまった。
写真:現在の家から見えた、ある日の夕焼け
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