なぜ、絵を描くのか?

turk 初シーズニング

turk 初シーズニング

先日我が家へ仲間入りしたドイツの鉄製フライパンturkを、
初めてシーズニング(焼き慣らし)してみました。

鉄製フライパンでも、ブランドによって、出荷時の状態が違います。
turkの新品のフライパンの表面には、輸送時の錆を防ぐためにオイルが塗られており、鉄紛なども付いています。

このままでは食べ物を調理できないので、
きれいにした後に、再度油を馴染ませるのが、シーズニングの大まかな工程です。

この一枚鉄の、無骨な姿が格好いいです。。

道具を準備

まずは道具を準備。日本公式のウェブサイトを見ながら。

  • スチールたわし
  • クリームクレンザー
  • 植物油(※)
  • 野菜くず(じゃがいもの皮など)
  • 木べら
  • トング
  • ペーパータオル

※私は、オリーブオイルを使用しましたが、不乾性油なのでNGだそうです。記事の最後に、詳しく書きました。

汚れを落とす

まず、クリームクレンザーとスチールたわしを使い、フライパンの内側の汚れを落とします。

よーく擦ります。
汚れが取れ、泡が赤みがかりました。

水分を拭き取ります。
私は布でやりましたが、色がつく場合もあるので、ペーパータオルでも。

野菜くずを炒める

次に、植物油(乾性)をたっぷり1cmの深さくらい入れ、そこに野菜くずと塩を。

なぜ塩と野菜くず?と思いましたが、

塩は、化学反応で錆びにくくするため、
野菜は、鉄のにおいを取るため、に入れるようです。

弱火で、縁の方まで油を馴染ませながら、炒めます。
普通に料理をして入る感覚。

シーズニングの為に、じゃがいもの皮を前日から取っておいたらカラカラになってしまったので、葉物の固い部分も使いました。

フツフツしてきました。

この辺りからフライドポテトのいい香りがしてきました。

野菜くずが、こんな風に茶色になったら、火を止めます。
10 – 15分間くらい炒めたと思います。

ぬるま湯で洗う

野菜くず、塩と油を取り除き、ぬるま湯で洗います。

この時、洗剤はつけません。

熱して乾かす

洗い終わったら、軽く水分を拭き、
再びコンロにかけて、完全に水気を飛ばします。

シーズニングはこれで完了。

湿気に注意して保管

鉄製フライパンは、錆が大敵なので、保管は湿気に注意が必要です。

我が家のキッチンだと吊るして保管がベストなのですが、この重たいフライパンを吊るせる場所がなかったので、立てて冷ましました。

一緒に写っているのは、大好きな薬研堀七味唐辛子のひょうたん。

薬研堀の七味は、いろんな風味が感じられて、本当に「七味」がわかりそうなくらいなのです。
美味しすぎて、唐辛子の概念が覆ります。

気をつけること

乾性油を使う

「道具を準備」でも触れましたが、シーズニングや鉄製品のお手入れに使用する油は、きちんと適したものを選ばなければいけないそうです。

不乾性油 : オリーブ油

半乾性油 : 大豆油、ナタネ油、綿実油、サフラワー油。

乾性油  : クルミ油、アマニ油

https://note.com/travelingfoodlab/n/n83ae14a2cf5c

ごま油は半乾性、荏胡麻油は乾性のようなので、
油返しをする際には、これらを使ってみようと思います。

2度目の洗いは、洗剤を使わない

野菜くずを炒めた後の洗いの際に洗剤を使ってしまうと、
それまでの行程が台無しになってしまうそう。

その後の使用では、においのつきやすいものを調理した後など、
状況に応じて、洗剤を使ってもよいそうです。

我が家ではそういう時には、念のため重曹やホタテパウダーを使っています。

しっかり熱して水分を飛ばす

シーズニングの最後や調理の後に、熱して水分を飛ばすことで錆を防げるので、
ここはサボらず充分に熱して、しっかり乾燥させないといけません。

保管時に湿気の多い場所に置かないことも大事。

ミトンを必ず使う

以前使っていたフライパンは持ち手が熱くなかったので、つい素手で握ってしまいそうになりますが、鉄製フライパンは、持ち手もかなりの高温になります。
日頃から、ミトンや布巾越しに持つくせをつけた方が良さそう。

こういう少しの手間も、長く長く愛用する為と思うと、楽しい。
愛着もわくし、植物に水やりするみたいな気持ち。

逆に、手間要らずで長持ちするものの方が、少ないような気もします。