なぜ、絵を描くのか?

中野山の春

中野山の春

4月のはじめ。 「花が終わらないうちに」と、中野山へ2度目のハイキングへ。

2度目の中野山

1度目は秋頃。 景色ががらりと変わり、この頃は最後の桜がきれい。

林が深くなっており前回は近づけなかった、水の神様。

周りがきれいになっておりすぐそばまで歩み入ると、涼しくて瑞々しくて、気持ちいい。

新緑や花の蕾が、もうひと息。

前回とはまた別の場所に倒木が。

根もほとんど土から出てしまっているのに、蕾が膨らんでいる。

ほんの少し山へ入っただけで、生命力に圧倒されてしまう。

1、2月に見に来ようと話していた蝋梅は、見頃がすっかり終わってしまっていた。

まだ寒い時期のハイキングは、気合いが必要そう…。

今回は女坂までは行かず、男坂から登ってみることに。

なかなかきつい坂だけれど、途中のちっちゃな花たちが本当にきれいで、たびたび立ち止まりながらながら登ってゆくと、意外とすぐに山頂近くへ。

ミツバツツジの蕾がいっぱい。 満開の時期は、きれいなのだろうなぁ。

山頂のベンチで一休み。 この日は、うちで焼いてきたクッキー。

中野山は疲れすぎず、散歩するのに本当にほどよい。

下りの道も、前回とはちがう「奈良井」という方面へ。

木の肌がすべすべでつい、なでなで。

この道は日当たりが良いらしく、一面に敷き詰められた落葉が、さらさら、ふかふか。

途中、木に手をつこうとした彼が、飛び上がる。

表面がトゲトゲだらけの木。 こんなトラップが平和な中野山に仕掛けられていたとは…。

葉がまったく無く、枝ぶりも不思議。 なんの木だろう。

麓へ出ると、また花がきれいになってきた。

光の具合で、写真にさかさまの虹がかかる。

山並みと、少しだけ俯瞰の住宅街、 六地蔵。

畑の横には鮮やかなピンク色の、おそらく梅の花?

観音寺

少し歩くと、観音寺へ到着。

こちらは満開の桜が見事。

大きなレンズのカメラで、花を狙っている方も。

お堂まで直通の階段は閉鎖されていたので奥の階段からまわると、こちらにはツツジも満開。

こんなにきれいな花が見られるお寺だと知らなかったので、驚いた。

お堂の傍らには鐘。

その奥からは、先ほどより遠くまで、山並みの景色が見えた。

山がまだ冬色で、ちょうど新緑が始まる頃の、相模原の景色。