なぜ、絵を描くのか?

キッチン収納棚をDIY

キッチン収納棚をDIY

自然の近くへ引っ越して来てから、半年以上が経過。

この家、この生活にとって丁度良いものが必要になる度に、いろんなものをDIYして家の中を作り上げてきている。

キッチン棚をDIY

リクエスト

ブログ内ではお馴染みの、なんでもかんでもDIYな我が家。

家の中でも、毎日比較的長い時間滞在するキッチンの完成を、私は特に楽しみにしていた。

食器棚や食洗機用の台などは、すでに彼が作ってくれとても便利に利用させてもらっていた。

残っていたのは、電子レンジを置く台。

冷蔵庫の隣のスペースを有効利用しながら、電子レンジや他の電子機器類も一ヶ所にまとめて、しかも使いやすく、集結させたい。

願わくば収納機能も備え、作業台にもなったりしたら最高…。と、キッチンには合理性と効率性を求める私の希望はかなりわがままなものだったので、他のものより構想に時間を要した、という次第。

・電子レンジ、コーヒーメーカー、トースター、ホームベーカリー、ミキサーを収納

・コンセントを一ヶ所にして使いやすく

・お米や小麦粉の大きなストックが置ける収納

・パスタや鍋つかみ、布巾などのちいさいものも収納

・軽い作業スペースがあるとなおよし

作る

これまでは、浅草時代のキッチン用にDIYしてもらった、お気に入りのダイヤ型の台を、そのまま床置きにして電子レンジを置いていた。
角に、斜めに設置できる形。

引っ越し前、浅草の家のキッチン

これを上に置く前提で、下に台を作成する。

引っ越して初めての梅雨に、おそろしいほどの湿気の猛威を経験したので、特に湿気の籠りやすいキッチンには、壁付けタイプの扇風機を設置していた。

電子レンジのちょうど上の位置。
壁内の柱の関係で、扇風機の位置は固定されているので、高さはこれに合わせて設計。

今回も、家にあるありのものの木材や端材を有効活用するので、新たに購入したのは、脚とすのこ用の木材のみ。

まず、浅草時代に彼が仕事机として使っていた板を、天板にちょうど良いサイズにカット。

2枚をつぎはぎして作ることにしたのだけれど、そんなざっくり感も私たちにとっては、愛着の湧くポイントとなる。

購入した木材も切り、脚とすのこを作成。
先ほどの天板と、すのことを組み合わせ、土台が完成。

例のごとく、下には10cmほどの幅の、掃除のためのスペースを。

余った木材で、耐震化もはかる。
台の上でホームベーカリーを使用する予定なので、耐震性大事。

設置

ここまでをリビングで作業しており、さて設置というところで、なんと、キッチンのドアを微妙に通れない幅だったことに気づき、涙目の棟梁。

一度うわーっ!と絶望しかけたけれど、天板だけ外して斜めに通したら、ギリギリセーフでクリア。
全部ばらすことにならなくて、本当によかった…。

この上にダイヤ型の台を置いて、完成。

ダイヤ型の台は、かつて浅草の家のキッチンに合わせて私がリクエストして作ってもらったのだけれど、使いやすく可愛くて、大好き。

市販では売ってなさそうなものほど、家にぴったりに手作りすると、気持ちがいい。

中央の幅狭の隙間の奥に、コンセントを持ってきて、全ての電気機器が収納できた。

特にコーヒーメーカーは、ずっと置き場所がなくダイニングテーブルの付近になんとなく置いていたので、定位置が決まって嬉しい。

手作りの布カバーのかかっているホームベーカリーも、これまでは棚から出してきてコンセントの近くへ持って行き、焼いている間の数時間は少し邪魔になっていたのだけれど、上の台に上げてすぐに使えるので、とても効率的になった。

写真にはないけれど、大きなお米や小麦粉のストックは、下の奥のスペースへ。

そしてそして、台の二重になっているところを引き出すと、

隠しテーブル!

小さいけれど、コーヒーとトーストで朝食を作る際や、コンロの側で手狭になってしまった時に、大活躍する。

これは私が、80年代くらいの古いインテリアの写真から得たアイディア。
あらゆる点で、猛烈に現代に逆行する我が家…。

ここに、キッチンの中の大きなものをまとめて置けるようになったことで、ギューちゃんのご飯のストックなどを置くスペースもでき、一石何鳥かわからないほどのDIYとなった。

今回も、我が家の棟梁には感謝。ご苦労様でした!