キャンプ 嬬恋村
先日、今年初のキャンプをした。
彼の仕事関係で、若い頃に公私共にとてもお世話になった二人の先輩方。
そのうちのお一人が、家族でキャンプをするための道具を揃えたそうで、早く使いたいからと、久しぶりに集合をかけたことがきっかけ。何ヶ月も前からサイトを予約をして、楽しみにしていた。
再会
当日は、直前までの雨予報がはずれ、いい天気。
それぞれ車で向かい、途中地点で合流。
家族や仕事の変化もあってか、3人がこんな風に遊ぶのは、なんと10年ぶりのことだそう。
あまりにさりげない感じだったので、驚いた。10年ぶりにしては「再会感」が薄め。
でもこの感じ、すごくわかる。
かつて、毎日のように一緒に過ごした相手とは、たとえ何年会わなくても、久しぶりな気がしない不思議。
特に旧友や仕事仲間がそうで、私にとっては彼も、友人時代はそんな相手だった。
「カンパーニャ嬬恋キャンプ場」
今回のキャンプ場は、長野県嬬恋村。
無印良品が運営する「カンパーニャ嬬恋キャンプ場」。
さすが無印良品という感じで、いろいろきちっとされていた。
まず、受付近くにモニターが設置されていて、キャンプ場の利用方法や注意についてのビデオを、ループして流してある。
受付のあるビジターセンターには売店があり、無印良品の商品をはじめ、キャンプに必要なものはすべて売っていて、レンタルも充実しているようで、もはや事前準備ゼロでも、大丈夫そうなくらい。
手洗いもサイトの近くにいくつか用意されてあり、季節的なこともあるかもしれないけれど、虫もあまりいないくらい、きれいで清潔だった。
全体的にキャンプらしいワイルド感は少なめで、そういうものを求めている人には、少し物足りないのかも。
逆に、小さい子供がいたり、初めてのキャンプには、とても向いているのだと思う。
今回は、小学生のキッズも一緒だったので、安心してのびのび遊べる環境だった。
車も、サイトまで乗り入れられて、便利。
家族ごとに各サイトにテントを張って、寝る時以外はみんなで火を囲んで過ごした。
早朝の湖
翌朝、彼と私は早朝に目が覚めた。
ちょうど、朝焼けが明るくなりはじめる頃。
手洗いへ行くついでに、湖まで行ってみた。
キャンプ場の周りはどこもきちっと整備されていて、キャンプ場というより大きな公園を歩いているような感じ。
子供の頃にキャンプに連れていってもらい、早朝に目覚めたときの記憶。
普段は見られない朝焼けや、露に濡れた森の空気の匂いや、しっとりとした独特の気持ちよさに感動したことを強く覚えていて、今でも個人的には、キャンプの醍醐味のひとつは、早朝だと思っている。
湖は、朝焼けと靄で、静かですごく美しかった。
自然慣れ
チェックアウトが12時と遅めなので、朝ごはんの後は、子供たちとたくさん遊んだ。
お姉ちゃんは絵を描くのが好きだそうで、一緒に絵を描いたり。
自然が近い場所に住み始めてから、徐々に自分たちが都内にいた頃より「自然慣れ」してきているのがわかる。
身の周りに自然がいっぱいなことが普通、と感じられるようになって嬉しい反面、慣れて驚きが減って来ていることに、ちょっぴり寂しさも感じていた。
だけど、やっぱりキャンプは楽しい。
自然が近くなったからこそ「ここは標高が高いから、藤の花が今満開なんだね」とか「新緑だったのが、深い色になってきた」とか、そういったことにも以前より気づけるようになったし、何より、どこにも同じ風景がないので、その場所その場所で、たくさんの発見がある。
幸運なことに、自宅付近には、キャンプ場が数え切れないくらい、たくさんあるみたい。
次のキャンプは夫婦で。お天気次第で、できるだけすぐに。
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