庭しごと -春の香り-
- 2022.03.04
- エコ 庭 暮らし 環境
- DIY, how to, お隣のSさん, 冬, 学び, 庭, 感謝, 手入れ, 春, 母, 父, 環境や心身に、わるくない暮らし, 畑, 自然, 記憶, 野菜
前回のつづき
2月の末くらいから随分暖かくなってきた相模原だけれど、年が明けてからは、何度か雪が降った。
その頃の夜は、ほぼ毎晩氷点下。
マイナス4度を下回る日には、朝まで家中の蛇口を、水滴が落ちる程度に開けて、凍結を防止。 一度、水道ではなく給湯器が凍結してしまい、気温が上がるまでお湯が出ない日もあった。
引っ越してきてちょうど1年くらいだけれど、昨年の引越し直後は比較的気温が高かったのか、今年、初めて洗礼を受けているような感じだった。
当然畑や、屋根のない駐車場に停めている車にも、朝の時間帯はしっかり霜が降りている。
一応まだ畑に野菜があったので「どうなるのだろう」と思いながら観察していた。
左の枠
晴れた日に、夫婦で家の周りの草むしりをした流れで、久しぶりに畑の手入れを。
かちこちの土を耕して、空気を入れる。
ぎゅっと縮こまったエンダイブは、植え替えてみることに。 細かくしっかりした根っこ。
ブロッコリーも耕した土に、ほどよい間隔で植え替えてみた。
そして処分しようと思っていた枯れ草や、たった今むしった雑草たち。 土の防寒になるかと閃き、空いているところへ敷いてみる。
真ん中の枠
ここもざくざく耕し。
長生きのチャードたちも、植え替え。
抜いてみたら、わさびみたい。 根っこの色が、葉の色と揃っていて可愛い。
空っぽになったこちらの枠へも、防寒藁を。 あったかそう。
右の枠
右の端っこに、ねぎがひょろひょろと生存中。
それ以外の場所をせっせと耕し、防寒。 ヘチマのお正月飾りも、大事な防寒要員。
植え替え
エンダイブとチャードはプランターに移し、外に出なくても窓から収穫ができる場所に配置。
このときはまだ食べられるか未知だったけれど、チャードはお天気が続いた後に若い葉が出てきたので周りの葉を収穫したら、硬いけれど美味しかった。
Sさんよりお恵み
もみ殻
数日後、夫婦で庭へ出てそれぞれ作業をしていると、お隣のSさんちの猫ちゃんが、庭へ出ているのが見えた。
名前を呼びながら近づくと、近寄って来てくんくん。
白くてふわふわで、眼の色もギューちゃんと全然違うのでまじまじと見つめ合っていると、Sさん夫妻も庭へ出ていらっしゃったので、しばしおしゃべり。
畑の話の流れで、ご主人が作物の防寒用にと、お米のもみ殻を分けてくれた。
「買うと高いけど、これは貰ったものだからいくらでもやるよ」と、太陽の笑顔のご主人。
お言葉に甘えて、ブロッコリーの周りに。
捨ててしまうはずのもみ殻が、こんな風に再利用できるとは。 一応米どころの出身だけれど、全然知らなかった。
ほかのプランターにもたっぷり撒いてまだ残るほど、どっさりいただいてしまった。
その後、雪が積もった日があったけれど、もみ殻のかかったところから素早く雪が溶けてゆき、感動した。 防寒するべきは、作物だったかぁ…。
先人の知恵はすごい。
ふきのとう
ご主人と畑の話をしている間、奥様の姿がないと思っていたら、、
「これ、もらって〜」と、またもやどっさりとお恵みを…。
採れたての小松菜にお手製の漬物、それにふきのとう!
子供の頃、父に山菜採りに連れて行ってもらい、それを使って母が作る山菜料理が好きだったので、
私にとって山菜は、子供の頃を思い出す、懐かしい食べもの。
後日、焼いたパンと手作りのお菓子をお礼に。 いつか、野菜でお返しができるようになりたい。
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