なぜ、絵を描くのか?

美味しいものを振り返る

美味しいものを振り返る

2021年も、あとわずか。

自然に触れることと食べることが大好きな、私たちの1年間の写真を振り返ってみると、大抵、自然の中にいるか、家や外で美味しい食事をしている。

こんなに幸せそうな顔で写れていたら、よい1年だったにちがいない、と思えてくる。

ここで綴っていなかった美味しいものの写真がいくつかあったので「今年の美味しいものは、今年のうちに」記録しておこうかなと。

Shuのカレー

夏頃、引っ越し前から気になっていた カフェレストランShu さんへランチへ伺った。

こちらのお店は私の好きな藤野にあり、やはり藤野らしく、アートが共存。

鉄製の、独創的な形のオブジェがたくさん。

駐車場横には直売所も。

Shuは、自家菜園や、地元で採れた野菜を使ったレストラン。
私が今、一番いただきたいタイプのお食事。

こちらは帰りに撮らせていただいた店内写真なのだけれど、伺った時間はちょうどコアタイムだったようで、店内は混雑。

気持ちのいいテラスの席もあり、私たちはこちらへ。

テラスの周りには、庭。

夏真っ盛りらしく鬱蒼としていて、いい雰囲気。

それぞれカレーをオーダー。

なかなかスパイシーで、真夏のテラスで、汗をかきかきいただいた。

彼の提案で、クールダウンにドルチェもいただいた。 桃のコンポートとアイスクリーム。

食後にいただいたコーヒー。

カップ&ソーサーは、カレーの器と同じ藤野の作家さんのもののようで、ほっこり可愛らしい。

お店の入り口のスペースにも、いくつか器が販売されていた。

この日の夜外出した際に、どーんどーんと音が聞こえたので車を降りてみると、遠くに花火が。

方角的に、おそらく津久井湖のあたりのよう。

計画していた夏の旅行を中止にした頃だったので、花火が大好きな私は、とても励まされた気分になった。

リトル・トリー

リトル・トリー さんは、津久井エリアの道路沿いに建つ不思議な形の建物。

通りに向かって描かれた影絵のような壁画が印象強く、どうやらイタリアンのようなので、夏の終わり頃のある日、行ってみようということに。

店内は、木とオフホワイトとグリーンのインテリアで、かわいい。

壁画と同じ作家さんのものらしいオブジェがあちこちにあり、店内の奥のスペースには、ほかの作家さんの作品やグッズも並んでいた。

私は前菜プレート付きのパスタセットをオーダーしたのだけれど、前菜プレートがとても美味しかった。

ちっちゃな小鉢がいくつも乗って、フレンチかおばんざいのよう。
一品一品、丁寧に作られている感じのする味。

彼は、バターライスにチキンとトマトソースのプレート。
私もたしか、チキンとトマトソースのパスタだったかな。

こちらも細麺のアルデンテでとても美味。

それ以来このパスタを真似して、家でも細麺と太麺を使い分けるようになったり、それまでよりもさらに硬めに茹でるようになったりした。

セットのデザートの、自家製シフォンケーキとアイスクリーム。

と、にこにこ顔のビスケット。 どれもすごく美味しかったし、お腹いっぱい。

山中湖へドライブ

普段仲のよい私たち夫婦も、時にはけんかをする。

秋の週末、仲直りをした後に気分転換にと、彼がドライブに誘ってくれた。

山超え谷超え、山中湖へ。

変わる景色の中を、同じ方向を向いていろいろな話をすることができるドライブは、仲直り後だけではなく、いい話ができる環境だな、と思う。

一応このドライブの目的は、カフェで、ケーキをいただくこと。
仲直り祝い?のような感じ。

観光地らしい場所へは行く予定はなかったのだけれど、散歩しているとこんな看板を見つけたので、降りてみることに。

公園の中を通り抜けると、山中湖の岸に出られる。

湖は大きく、遠くにジェットスキーもいてわりとしっかり波があり、まるで海。

何組か座ったり、ピクニックしたりしていたけれど、プライベート感があり、静かでいい。

波打ち際で、話したり写真を撮ったりしていると、雲の向こうに、どーんと富士山がいることに気がつく。

サングラスをしていても眩しいくらいに午後の陽が射していて、数分間のあいだ、気がつかなかった。

その後、公園の看板の奥にあった展望台にも登り、少し高い場所からもいい景色を見ることができた。

Paper moon

この日のお目当のカフェ Paper moon さんは、キャンプ場や宿泊施設の並ぶ通りに、ぽつんとある。

ヨーロッパの山小屋のようなお店の佇まいに、早くもきゅん。

とても人気のお店のようで、少しの間、行列に並ぶ。

お店の方のお話では、この素敵な建物は創業の1985年からあり、細かい修理を繰り返しながら、長年利用しているそう。

店内には、ドライフラワーがたくさんで、雑貨屋さんも併設されている。

私は小さい頃から母の影響でドライフラワーが好きで、20代の頃は、部屋をドライフラワー屋敷のようにしていたことを思い出した。

いつか母を連れて来てあげたら、喜びそう。

ショーケースの中のケーキは売り切れが多く、でも残っていたいくつかの種類の中から選ぶのさえも困ってしまうくらい、どれも美味しそう。

彼はパイナップルのショート、私はレモンカスタードパイを。

どちらも甘さ控えめで、爽やかな美味しさ。 
私は、ロケーションに終始ときめき。

雨降って地固まる。

幸せな気分で、現在や未来の自分たちについて、いい話をしながらドライブして帰った。

ほかにも美味しい写真がたくさんあったのだけれど、

書き切れそうにないので、今年の振り返りはこの辺で。