なぜ、絵を描くのか?

庭しごと -バクチャー編-

庭しごと -バクチャー編-

前回のつづき

有機土を追加

前回、レイズベッドの木枠をはめ込んだ土を、耕してならした。
土中の石も、山ほど取り除いた。

今回はまず、ここへ有機を含む土を追加する。

一袋25リットルが25袋あったうち、2マスの方に7.5袋ずつ、1マスの方に10袋くらいを分配。

袋を開封した瞬間、土のいい匂い。
量が多すぎたり少なすぎたりしないか心配だったけれど、ちょうどよかったみたい。

豊かな土を耕したり触ったりしていると、どうしてこんなに気持ちがいいんだろう。
黒々して、なんだか畑らしくなった。

バクチャー投入

いよいよバクチャーの出番。
初めて使うので、どきどきわくわく。

バケツ10リットルの水に、1袋。

さすが火山礫な、真っ黒色。

これが微生物に働きかけて、土壌や水質を改善するなんて、不思議でたまらない。

よく混ぜながら、まんべんなく土へ撒いてゆき、その後土を混ぜながら、土中にすき込む。

しっとりして、いい感じになった。

「さて種蒔き」と思っていたのだけど、バクチャーを撒いた後は、1ヶ月間そのままにしておかないといけないらしく、これは想定外だった…。

間もなく梅雨が来てしまいそうで、焦る私。

女王蜂の巣作り

ところで最近、彼が窓の外に大きなハチが飛んでいるのをよく見るというので、家のどこかに巣を作られてしまうのではと、ハラハラしていた。

そして先日、虫の動向に敏感な彼が見つけた。

( 画 像 注 意 ↓ )

本当に作り始めていた…。
おそらく、アシナガバチ。

どうしようかと慌てふためきながらとりあえず見守っていたのだけど、本当に手際よく、器用に巣作りしていて、見入ってしまった。

巣の完成を見守りたい気持ちを抑えて、女王蜂が出掛けた隙に、彼がひょいとつまんで、跡形もなく撤去した。

その後女王蜂が戻ってきて「私の巣がない!」という感じに周辺を飛び回っていて、可哀想だった。
でも、これでとりあえず我が家の平和が守られて、ひと安心。

撤去した巣があまりにも繊細で緻密できれいで、感動。
「本能」って、本当にすごい。

六角形の部屋に、ひとつずつ几帳面に卵が産み付けられていた。

心が痛かったけれどすべて取り除き、私がひっそり集めている、自然の神秘コレクションに追加した。

つづく