なぜ、絵を描くのか?

木製キッチンツールをメンテナンス

木製キッチンツールをメンテナンス

以前、鉄製フライパンの手入れには乾性油が適していると書きました。

我が家で一番よく使うオリーブオイルは、不乾性油と言って固化せず、コーティングにはあまり向かないそうです。

オイルコーティングについて一つ学んだところで、ふと思いつきました。

木製のキッチンツールをコーティングしてみよう。

木製品も手入れは乾性油で

長く使っている木製品が、少しずつ色褪せてきていました。
それに、だんだん痩せて木目がゴツゴツしてきているような…?

でも使えてるし、たくさんあって手入れとか面倒そうだな、とぼんやり思いながら、ずっと使っていました。

調べてみると、やはり木製品も鉄製品と同様に、乾性油に属するオイルで簡単にコーティングが出来るようです。

今まで何も施さずに、使い始めて、使い続けちゃっていたなぁ。

我が家の木製キッチンツールの一部。

一番右のどでかい板は、新品のまな板兼作業台。
新居のキッチンで使うために、彼がDIYの端材にやすりをかけてくれました。

本来調理に使うものは一枚板がいいのでしょうが、
丁度いいサイズの端材が家にあったということの方が私には嬉しく。
しっかりコーティングする、ということで使わせてもらうことにしました。

塗り込む

へら、しゃもじ、ブラシ類も。

今回私は、料理でも使う亜麻仁油を使用しました。

小皿にオイルを出して、布などを使って塗り込みます。
繊維がついてしまうのが心配であれば、キッチンペーパー等でも。

塗り込みは出来るだけ素早く、均一に。
時間が経つと乾いてシミになってしまいます。シミも味があって、私は好きですけどね。

カビで黒ずんでいるところは、やすりをかけてから行うとよいようです。

ブラシ類は、毛の中の方まで塗り込みたかったので、使い古しの絵筆を使いました。
衛生的にはオススメしませんが…。
というか普通のご家庭には、そもそもあまりないか…。

木目に沿って薄く塗り込み、すべて一度塗り終わったら、
よりよく塗りたいものにはもう一度、重ね塗りしました。

乾拭きする

すべて塗り終わったら、乾拭きで余分なオイルを拭き取りつつ、全体に馴染ませます。

エアコンの風で急速に乾いてしまうことのないように、注意も必要そうです。
私は窓際で行いましたが、
日陰で、強い直射日光なども避けたほうが無難かもしれません。

あぁ、ハンドクリームやリップクリームを塗った時に、ホッとする感じ。
オイルでしっとりしたツールたちは、なんだか気持ち良さそうです。
そういえば革製品をメンテナンスするときも、こんな気持ちになる。

乾燥させる

乾拭きが済んだら、一晩そのままに。

私は午前に作業したので、その日いちにちは、部屋がオイルの匂いでした。
どこかで嗅ぎ覚えがあると思ったら、油絵とおなじ匂いでした。

翌日。

木目がはっきりとして、いい色になりました。
よく馴染んでいる感じがします。素敵。

使い心地は、はじめ少しオイリーなぬるぬる感がありますが、
洗ってもカサカサにならず、オイリー感もすぐになくなるので、とてもいい感じ。

ものの手入れって、気持ちがいい。

定期的にコーティングして、大事に使いたいです。