秋の散歩と森林浴
- 2021.11.26
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初夏の頃に、散歩やハイキングについて書いたけれど、今日は秋編を。
ゼブラコーヒー
津久井のエリアにある、コーヒーとクロワッサンのお店、ZEBRA Coffee & Croissant。
引っ越してから度々伺っているのだけれど、じつは、今の家を内見した日、ランチに訪れたのが初めてで、そういう意味では思い出の場所。
この日も、こちらでランチをいただいた。
バイクやサイクリングで賑わう道志という通りから近く、平日休日問わず、そういった人たちの憩いの場になっているようで、
お客さんにはばっちりサイクリングウェアーを着込んだ人たちが多く、お店の中にも外にもロードバイクが、外にはでっかいバイクやクラシックカーもよく停まっていて、土地柄が出ていておもしろい。
テラス席もあり、私たちは大抵そこに座る。
工場か何かをそのまま使った建物、気持ちのいい木のインテリア、よさげな音楽機器や、大きなロースターなどから、こだわり強めだな〜というのが最初の印象だったのだけれど、
メインのクロワッサンサンドとコーヒーをいただいて、美味しさにびっくりした。
いつかに訪れた際、珍しく店内の席に座り手に取った雑誌に、ゼブラコーヒーのオーナーの方のインタビューが掲載されているページがあり、カフェを始めた経緯や、こだわりについて詳しく書かれてあり、納得。
それを読んで以来、このお店のことがより好きになった。
ショーケースに並ぶパンもすごく美味しいけれど、私たちは大体、クロワッサンサンドをいただく。
それにコーヒーや果物のジュースと、スープも一緒に。
私は、気に入ると毎回同じものをいただいてしまうたちで、いつもこの、トマトサンド。
もともとクロワッサンサンドが大好きなのだけれど、ゼブラのは特に、生地が美味しい。
クロワッサンはかなり大きくて、生ハム入り。
トマトはおそらく丸ごと一個入っていて、毎回毎回、ど迫力に驚く。
又野エリア
お腹いっぱいの幸せな気分で、ぶらぶらと歩いてこの日の散歩道へ。
この辺りは、中野や又野というエリア。
又野の公園と、行ったことのない名手橋という橋を目指すことに。
近頃は一層秋が深まり、夏には真緑色だった景色が、黄色、赤、茶色に、みるみる染まってゆくのが、家からも見える。
この散歩道も同様で、この日は空気が澄んでいたので、遠くまで山々の色が、本当にきれい。
ひとつめのポイントの又野公園にある、テニスコート。
彼も私も、学生時代にテニスの経験がありいつかやってみたいと思っているのだけれど、へなちょこでも、コートを借りてテニスしてもいいのだろうか。
お天気の中たくさん歩いたので、家を出た時の格好が暑い。
日陰のベンチに腰掛け、持って来たチョコレートで少し休憩。
又野公園を出て少し歩くと、ふたつめのポイントの、名手橋が見えた。
下に釣りのボートが一隻いただけで、他にはだあれもいなくて、すごく静か。
近頃は日が短いために、午後早い時間から、太陽が夕日っぽい色になる。
橋の東側は、秋色の山肌が陽に照らされてきれい。 西側は、光が水に反射して、またきれい。
しばらくうっとりと景色を眺めていたけれど、車が1、2台通っただけで、ものすごいプライベート感。
こんな風にいい時間と景色を、私たちだけでふたり占めすることって、なんて贅沢なんだろう。
中野山森林浴
また別の日。
ゼブラコーヒーでモーニングをした後に、軽いハイキングを。
以前に、ゼブラ帰りに通った道にひっそりと「中野山入口」という看板があり、気になっていた場所。
通りから入り民家を数件通り過ぎると、一気にハイキングコース感。
大通りのすぐそばとは思えない風景に迎えられる。
立て看板の「広場」というのが、下にあるようだけれど、鎖がしてあり入れなかった。夏場は開かれるのかな。
大通りとハイキングコースの間に、小川が流れている。
初めての場所にわくわくしながら進むと、大きな杉の前に鳥居が。
自然の中にある木の鳥居って、かっこいい。「お邪魔します」と挨拶し、奥へ進む。
鳥居の隣には、広場。
さらに進むと、橋にも鎖。これは車の進入禁止か、徒歩でも立ち入り禁止なのかと悩む。
地図を発見したので見てみると、地図上左端に現在地。
先ほどの広場は駐車場で、鳥居は山の神様だったよう。
「六地蔵」や「観音寺」を目指そうと「大沢広場」まで戻り進むと、山を抜け民家が現れた。
どうやらこのコースは自然の中のハイキングとは少し違いそうなので、もう一度「水神橋」まで戻り、鎖を越えて入ってみることに。
小さな川を越えた先、林の中の方に再び鳥居。 地図によると、こちらは水の神様。
山の神様に比べると人が入りづらく少し寂しそうだけれど、いい光が射して、気持ち良さそう。
山の周辺に小学校があるそうで、卒業毎に桜を植樹しているよう。
この中野山へも、数年後にはお花見ハイキングをしにこれそう。
「西沢橋」を越え「蝋梅」のエリアへ。
1月2月に咲く梅だそうで、その頃にまた見に来ようということに。
真冬のお花見も、楽しそう。
さらに進むと、明らかに「男坂」らしき険しい階段ルートが、上に続く。
この日はラフな格好でのハイキングだったので、ここはスルーして、先へ進む。
途中倒木があり、奥の様子を見て来てくれた彼によると、行けないことはなさそうだけれど、しばらく人が通った気配がないとのことで、こちらのルートはやめることに。
周辺にも、木が積まれていたり、大規模になだれて来たような形跡があったので、夏の大雨で崩れてしまったのかなと話す。
気を取り直して、地図の「竹林分岐」まで戻り、「女坂」から登ってみることに。
ここで、傍らにあったベンチに座り、作って来たおむすびとお味噌汁、お茶で軽いランチ休憩。
竹林も涼しくてよかったけれど、中野山はとにかく杉が立派。
引っ越してきてすぐの春先に、車や家の外に降り積もっていた花粉は、ここや自宅付近の山から飛んで来たのかもしれないと思うと、花粉症の彼にとっては少々つらい事実。
ところで、この日も休日なのに、先日の名手橋にも増して、まったく人に出会わない。
登っている途中、唯一ひとりすれ違ったおじさんは、手ぶらでいかにもいつもの散歩という感じで、山の上から下ってきた。
立ち止まり少し話し、あっちに行くとあそこに出られるなどいろいろと教えてもらい、展望スポットを目指す。
ご近所の方で運動しに来ているのかもしれないけれど、なんて贅沢な散歩ルートだろう。
展望スポットに到着。
ここからは、三方向に下れる道があるみたい。
ひとつだけあるベンチに座り、夕暮れ近い景色を眺めながら、チョコレートで休憩。
日が暮れる前にと、早めに下山。
帰りは「男坂」から。
春に城山へハイキングした時とは逆で、「女坂」でのんびり登って「男坂」でさくっと下るルート。
途中大きな高圧電線が現れ、そのふもとから電線が下へ続いて行くという不思議な光景を見る。
大きな葉っぱを拾う。太古の時代の、お皿のよう。
さくっと下って駐車場のところまで戻ると、先ほどは気づかなかった動物の足跡に気がつく。
イノシシ?鹿?
相模原は、本当に野生動物が多いみたい。
山を出て通りへ戻る途中に、陶芸の工房らしき小屋が。
窓辺に、焼いたらしき器が並んでいるのが気になり、立ち止まって見ていると、工房のご主人が声を掛けてくれ、中を見せてもらうことが出来た。
以前に書いてから、いまだにこれと言ったコーヒーカップに出会えず探していたのだけれど、こちらで焼かれたカップがどれも素敵で、しかも販売もされていると聞き、大いにはしゃいだ。
ご飯茶碗も欲しかったので「現金を持ってまた来ます!」と言い、工房を後にする。
ご主人も優しくしてくださり、また器を買いに行くのが楽しみ。
自然の中で過ごすことって、本当に気持ちがいい。
こんな一日を過ごすと、その後数日間、心がさっぱりとしていると感じられるくらい。
けれどこれは単なる気のせいではないようで、海外で「Shinrin-Yoku」と言われるほど、森林浴の心身への効果は明らからしい。
それがこんなに日常的にできる環境で暮らしていることが、本当に幸せ。
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