キャンプ 月尾根
- 2021.06.30
- アウトドア 暮らし
- turk, キャンプ, ご近所, ドイツ, 夏, 夫婦, 好きなもの, 我が家の食卓, 日記, 環境や心身に、わるくない暮らし, 相模原, 自然, 虫の目線, 表現者, 野菜
先日の嬬恋キャンプに続いて、早速今年2度目のキャンプへ。
「月尾根自然の森」
夫婦ふたりでキャンプをしに行く時は、休日の混雑を避けて静かにゆっくりとしたいので、月曜日にお休みをとって、日月曜か、そのほかの平日に行くことが多い。
今回は、山梨県の月尾根自然の森のキャンプ場。
自宅からは車でわりとすぐ。途中に藤野を通過する、くねくねの山道ルート。
助手席から風景を見ていると、ある予感がして「もしかして!」と思い振り返ると、
やっぱりここだった。「緑のラブレター」。
藤野の造形作家、高橋政行氏の1989年の作品。
藤野に行っても、いつもラブレターを探しそびれていて、ようやくお目にかかれて嬉しかった。
見つけると、心がほっこりあたたまる。こんなアート、いいな。
キャンプ場の入り口。
ここまで向かう道もなかなかの峠越えだけれど、キャンプ場へ下る坂道がとても狭く、すぐ下は崖。
絶対、私には運転できない。こわくて崖の下を見れなかった。
車で、キャンプサイトまで乗り入れ。
ハンモックをする人たちに人気のキャンプ場だそうで、たしかに木が多い。
わりと山深い森の中なので、開放感よりプライベート感がつよめ。
その中でも、森に向かって開けている場所に、陣取った。
ふと足元を見ると、等間隔に土が盛られている。モグラ?
場所が決まったら早速テントとタープを張って、休憩を挟みつつ、食事の準備。
火起こしを始めたあたりで、彼が突如、席を立つ。
ミヤマクワガタが、木を登っていた。
最近畑を始めて虫を克服してきたけれど、クワガタは黒くてでっかいので、さすがに尻込み。
彼は大興奮で、迷う間もなく捕まえた。
珍しい虫や好きな虫に出会ったときは、だいたいいつもそう。
高い木に登っては落ちてを繰り返して弱っているようだったので、倒れるようになだらかな傾斜になっている別の幹に移した。
今回は、途中のスーパーでトウモロコシが売っていて、猛烈に焼きトウモロコシをしたくなったので、バーベキューでやってみることに。
網の上の火の弱めなところで、こまめに焼き位置を変えながら、じっくり蒸し焼きに。
外側の皮がまんべんなく焦げたら出来上がり。
すごく久しぶりで、幸せな味だった。
この日は半分こしたけれど、次回は1本丸ごといただきたい。
この日は初めてturkを持って行ってステーキをしたり、野菜やガーリックシュリンプなどなどを、ちびちび焼きながら、お互いの現在と未来についてたくさん話せて、いい時間だった。
夕方から少し雨が降ったけれど、木が多いおかげで、まったく濡れなかった。
翌朝
鳥の声がはげしく、早朝に一度目覚めた。
お手洗いがてらに、改めてキャンプ場を散策。4時頃でも、もうすっかり明るい。
手作りのアスレチック、ハンモック、ブランコや池があり、ちょっとした公園のよう。
雨から守ってくれた木々だけれど、この時期は毛虫様にも大人気のようで。
テントに戻ると、10cmほどもありそうなお方の影が、私の頭上にずっとあったことに気づいた。
そしてこの後、木の上から別のお方が、私の洋服に落ちてくるという洗礼も受けました。
震えた〜〜。
朝ごはんにホットサンドとコーヒーをいただき、のんびり片付け。
キャンプ場を出た足で、今度はお風呂に入りに。
「藤野やまなみ温泉」
この日は、空一面の羊雲。
温泉の周辺には、大輪の白紫陽花が、見たこともないくらい群生している。
天と地で、白いモフモフの響き合い。
ところで「紫陽花の時期ってこんなに長かったっけ?」と思い始めて、もう1ヶ月以上経つ。
今年は、紫陽花がしっかり満開の期間が、不思議だけれど、明らかに長く感じる。
土地的な理由か、気候か。
もしくは、慌ただしい都内での暮らしが、それほどまでに時間の流れを早く感じさせていた、とか。
近くの「藤野芸術の家」を連想させる建物。「山並み」のイメージかな。
駐車場の温泉マークで、早くも心を掴まれる。
内装、かっこいい。
奥には、巨大な「相模」の凧。
平成のはじめ頃に、牧野中学校跡地に建てられた施設だそう。
兎の飼育が話題になったことで学校給食が始まったなんて、昔は学校運営も難しいことだったのだなぁ。
平日の昼なので、年配の方が数組だけ。
お風呂は、ひらけた庭と空の下に露天風呂があり、ほとんど貸切状態で、ひたすらゆっくり出来た。
食事処でいただいたランチも、やさしくて美味。
これは、土日は混雑しそう。
建物の入り口横に、地場野菜がひっそりと販売されていたので、冷蔵庫の中身を思い出しながら、どっさりインゲン豆と、立派なキュウリ3本入りを購入。それぞれ100円。
水泳の授業の後のような、ぼんやり、ふにゃふにゃした状態で帰路へつく。
こんなに自然遊びしても家が遠くないって、本当に素敵。
次のキャンプもそう遠くなさそうなので、荷ほどきはほどほどに。
-
前の記事
庭しごと -発芽編7- 2021.06.28
-
次の記事
庭しごと -発芽編8- 2021.07.02
コメントを書く