キエーロをDIY
- 2021.09.08
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「庭しごと」のつづき
キエーロコンポストとは
庭しごとのプラン編で計画した「4. キエーロをDIY」。
これは私が、以前からずーっとやってみたかったことだった。
キエーロとは、葉山にお住まいのあるご夫婦の、発明品。
木箱にたくさんの土を入れ、穴を掘り正しく生ごみを入れれば、土中のバクテリアが分解してくれる。
私の場合、コンポスト自体に興味はあったものの、においや虫の問題が気になり、生活に取り入れられなかった。
キエーロは、においや虫の心配がない上に、生ごみを入れ続けても、土自体のかさが、増えたり減ったりしない。
本当に不思議だけれど、「分解する」ということはそういうことなのだと、改めて知る。
日本の一般ごみの30-40%を占める生ごみの、60-80%が水分らしいけれど、
水分を含まないものだけをごみに出したとしたら、それ相当のごみが減らせるわけで、なんてシンプルな、誰にでも出来そうなエコなのだろうと思う。
コンポストとは、それを家庭レベルで実践できる、便利なもの。
しかも、全てプラスチックで出来ているものや、電源に繋ぐようなものとは違い、
一部蓋部分を除けば木製で、土と日光と風さえあれば、あとは自然の力に任せて、生ごみを出さなくて済むようになるなんて、理想的すぎる…!
シンデレラフィット
当初は、レイズベッドを作った時と同じ木材を購入してDIY、という予定だったのだけれど、家の中の片付けをしていたら、ちょうど良いサイズの箱を、空にすることができた。
我が家のDIYでたびたび起こる不思議、シンデレラフィット。
「偶然出た端材が、次に作る予定の棚の脚にびったり」とか「こちらで使わなくなったDIYの棚が、あちらにはぴったり」とか。もはや我が家では、あるあるになっている。
今回は、彼が一人暮らしの頃に使っていたもの。
大きな木枠がスクエア3つに仕切られていて、植物を入れるものだったのを、横向きにして、中に引き出しをDIYして使っていた。
植物用とあれば、水にも強そう。
作ってみる
仕切りの板を取り外し、足りない材料を調達。
買ってきた木材で、枠の補強と、蓋を。
蓋は、風通しの隙間を開けるために、全面と背面で高低差を出す。
少し目を離していると、
瞬く間に完成。
蓋も、開けたときに蝶番でうまいこと自立してくれるので、ひとりでキエーロする時も便利そう。
無闇にものを買わない、捨てないということを大事にしているので、半分DIYで不要になったものを再利用できて、幸せを感じる私。
今回は土台があったので、棟梁にとってはものすごく簡単な作業だったみたい。
設置してみる
中に入れる土は、ホームセンターで購入した。
銀木犀の隣のスペースを、まっさらに。
石や根っこを取り除き、土を耕して、木枠の大きさくらいに、浅く掘っておく。
設置場所は、日当たりと風通しを考慮して決める。
うちの場合は、日照時間が長いことと邪魔にならない点で、こちらの場所に決定。
掘った溝に、キエーロの底部分を合わせ、土を寄せ集めて水平をとる。
最後に、中へ黒土を入れていく。
購入した黒土ってさらさらで、土というより砂とか粉のような感じ。
完成!
庭の景色にも馴染んで、いい感じ。
私の夢のキエーロが、ついにやってきた。
詳しい使い方は、また次回。
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