無農薬野菜を、どこで買うか?
- 2021.06.11
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以前の記事で、私が畑を作る理由や、この時代に消費者としてやるべきことなどについて書いた。
今回は、引越し後一時的に「野菜難民」となった我が家が、ひょんなことから難民期を乗り越えたはなし。
エバーグリーンカフェ
浅草時代に利用していた野菜の宅配サービスを、引越しを機に退会した直後は、野菜を買う場所が本当になかった。
はじめの1、2週間は、友人が送ってくれた野菜を大事にいただいて凌ぎ、その後はスーパーや直売所などで、農薬が使われていると知りながら購入したり、せめてもの気持ちで、出来るだけ地場産を選んだり。
そんなある日、諸用で橋本駅の方へ。
ランチを済ませたい時間だったので、エバーグリーンカフェというレストランでいただくことに。
サラダに、ビーツベースのピンク色の自家製ドレッシングがかかり、きれい。
やさしい味のランチプレートを美味しくいただいたあと、ふと「青空農園」と書かれたチラシを見つけた。
こちらのカフェが、地元野菜を使っているお店ということだけウェブサイトで見ていたので、農家さんの紹介チラシかなと思いよく読むと、どうやら、無農薬栽培をしている農家さんのよう。
しかも、小売をする実店舗があるみたい。
さらによく読むと、なんと野菜の配達もしてもらえるみたい。
やっと野菜難民生活から抜け出せるかもしれない!と思い、その場で彼にメッセージで報告。チラシをいただいて帰った。
青空農園さんのお店
青空農園さんでは、水曜と土曜の朝に収穫した野菜を、その日の午後に、実店舗で販売されている。
お店には、無農薬野菜らしく、豪快だったり愛嬌があったり、のびのび育ったことが伺えるような野菜たちが、並んでいた。
初めて伺った日はまだ寒い時期だったので、小振りなものも多かったけれど、その日は葉物などいくつかの野菜を購入。
サラダにしたり、煮たり炒めたりして、美味しくいただいた。
無農薬と思っていただくだけでも、幸せな気持ちになる。それが、嬉しい。
我が家は晴れて、野菜難民生活を脱したのでした。
青空農園さんの配達サービス
メールやsnsのダイレクトメッセージでも問い合わせが出来るところが、素敵ポイント。
チャット感覚でスムーズに連絡が取り合えて、個人的にはとてもありがたい。
配達サービスについての問い合わせに丁寧に答えていただき、¥3,000と¥5,000のセットから選べるとのこと。
我が家は二人家族なので、¥3,000をお願いすることに。
支払い方法も素敵ポイントで、やりとりのそのままの流れで電子決済の情報を送っていただけて、カード情報を入力するだけで、簡単にクレジット支払いが出来る。
現金での代引きや事前振り込みを覚悟していたので、とても助かった。
おばさんぽいけれど「進んでるなぁ」と、しみじみ思う。
2週に一度くらいの頻度で購入させていただく中で、お店まで伺えなさそうな時は、毎回配達をお願いしている。
これがストレスなく続けられているのにも、こういったシステムが整っていることは、大きな理由。
システム、大事。
やってくる野菜たち
自分で選んで購入する野菜は、好みなどで種類が限られてしまうけれど、こちらの配達サービスだと、普段あまり選ばない野菜や、初めて見る野菜なども入ってきて楽しいし、料理の幅が広がる。
例えば、ヤーコン、ケール、キャベツの花。
どれも自分で調理するのは初めてだったけれど、野菜そのものがとても美味しかった。
気温が暖かくなるにつれて、大根やズッキーニが大きくなってきて、季節を感じる。
プラスチックバッグに入っていなければより嬉しいのに、と毎回思うけれど、そうはいかないのかな。
袋をあけたらバッと開いた、立派なサニーレタス。
さつまいものようなのは、ヤーコン。甘くて美味しかった。
たっぷりサラダミックス。
届いてまず洗う際に、しばらく水につけておくとシャキッとする。
それぞれの野菜についての、栄養価や調理のアイディアが書かれたメモが同梱されている。
勉強になるし、特に初めて使う野菜が入っている時は、調べたりしなくて済むので助かる。
そして「シャチョー」さんが自ら書かれているとおぼしきこのイラスト付きのメモが、ハッピーで、読んでいて元気が出る。
人参の葉も、枯らさず余さずいただきたいので、根元部分を長めに切って水につける。
豊作だったのか、おまけでミントがついてきたり。
こんなにおっきなミントの葉、初めて見た。
ミントと言えば、ミントティー。
ドイツにいた頃、友人のスタジオで少し歌を歌ったりしていて「喉にいいから」と、蜂蜜入りのミントティー毎回だしてもらい、いただいていた思い出がある。
数枚のミントを入れてお湯を沸かして、そのままや、より甘さが欲しいときは、蜂蜜を加えて。
冷めてもまた美味しい。
直売所で購入する
ちょうど都合よく、水曜か土曜の午後早くに買い物に行ける日は、直売所へ車を走らせる。
配達していただくのは楽だけれど、当然ながら、配送料や事務手数料込みの価格になっているのだと思う。
そのおかげで、直売所で購入する際に、お買い得感が強まって、会計時に驚く。
下の写真の量で、配達サービスの¥3,000より全然お安かった。
例えば、環境や身体に優しいものを扱っているセレクトショップの野菜コーナーで無農薬野菜を購入すると、どうしてももう少し値が張る。
自社畑の直売だからこそ、お安めに、しかも新鮮に購入できるのだなぁ。
農家を応援
いつかは自分の庭で採れた野菜で、自給自足のような食生活を送り、種をとって誰かにお裾分け出来るようになるのが、私の夢。
でもまだまだ始めたばかりなので、青空農園さんの存在は、我が家の食生活において、本当に救世主。
こんなに近くにこんな農家さんがあるなんて、この土地ならではのことだと思うので、改めて、いい場所に暮らし始めたなぁと、再認識。私たち夫婦はいつもこんな話をして、幸福を噛みしめる。
そして、無農薬栽培を、大変な苦労に負けずに続けているすべての農家さんには、とにかく、頭が上がらない。
このブログは、いつも本当に、書きたいことを独り言のように、むしろ周りにあまり知られないようにひっそりと綴っているのだけれど、
もし、偶然ここに立ち寄った方がいてくれたら、そして住まわれているエリアで、無農薬野菜栽培をしている農家さんがあったら、自分や家族のためにも、是非応援してほしいと願う。
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