浅草「ミモザ」のモーニング
いよいよ浅草とも、いったん、お別れ。
先日引っ越しの作業を終え、新居での生活が始まりました。
といっても、まだ箱だらけ。
休憩にお茶を一杯飲むだけでも、荷ほどきしたり洗ったり、やたらと時間が掛かって、まだあまり「生活」という感じはしません。
でも、使い慣れたものがそばにあるだけでも、少し落ち着きます。
それから、窓から見える庭や、遠くの自然が、いい。
彼はDIYが好きで、我が家のリビングのローテーブルやソファー、そのほかいろんなものが、手作りです。
なので荷ほどきはいったん最低限にとどめておいて、新居に合わせて棚なんかをDIYしてもらい、収納が整ってからものを定位置に置いていく、そういうのんびりスタイルにしました。
しばらくは、箱との共同生活が続く予定です。
我が家のDIYについても、いずれ書きたいと思います。
週末に、浅草の部屋の、明け渡しをしてきました。
前日に行って、数年間分の感謝と愛情を込めて、がっつり雑巾がけをしました。
「雑巾がけ」って、普段あまりしないし、ワンフロアだけど床面積も広めなので、くたびれました。
でも、床はピカピカになって、清々しい気持ちになって、いいお別れができました。
明け渡し当日の朝は、せっかくなので、浅草でモーニングをしようということになりました。
自宅付近でモーニングってあまりしたことがなく、今回は私がリサーチ担当で調べて、
「ミモザ」というお店にしました。
お店の前をふたりで通ったことがあって、何やら気になるお店が並んでいるね、と話していたうちの一件。
パンケーキ屋さんのようで、午後の店内は女子でいっぱいだったので「また今度」と行って、行きそびれていました。
浅草という街は、私たち夫婦にとっては行ってみたい飲食店や好きなお店ばかりで、本当に楽しいところです。
そして、一度気に入ると何度も何度もリピートするので、新規開拓がゆっくりで、こんな風に行きそびれたお店が、他にもたくさんあります。
ミモザさんは朝8:00オープンで、私たちが到着した8:30頃には、すでに店頭に自転車がいっぱい。おひとり様やファミリー、カップルで賑わっていました。
両親くらいかもう少し上かな、と思しきマダムたちが、ギャルソンらしい服やピシッとしたエプロン姿でテキパキ仕事をこなしていらっしゃり、
以前に前を通った時の「女子のパンケーキ」の印象と違っていて、驚きました。
店内は、壁にミモザの花の絵や写真が飾られていて、
壁や小物や、伝票までも、ミモザの黄色で統一されていて、すごく素敵です。
私たちは、トーストセットをオーダーしました。
分厚いトーストで、彼と私には、それぞれマーマレードと苺のジャムがついてきました。
彼と、このパン宝盛堂のかな…?!と話してましたが、そんなに古くからあるお店でもなさそうなので、違うかな。
(宝盛堂さんのパンは普通は食べられないのですが、私たちは以前にふらりと行ったお好み焼き屋さんの奥様と話が盛り上がり、なんともラッキーなことに、一斤丸ごといただいたことがあるのです。)
トーストもコーヒーも、浅草っぽい素朴な優しい味で、とても美味しかった。
コーヒーは、もう一杯ずつアメリカンをオーダーして、大満足でした。
本棚には「浅草の女」とか、おもしろそうな古い本がたくさん置いてありましたが、引き渡しの時間があったので読めず、残念。
いつかまた行く機会があったら、パンケーキも食べてみたいな。
写真:ミモザのトーストセット
-
前の記事
環境や心身に、わるくない暮らし 2021.02.12
-
次の記事
鉄製フライパンがやってきた 2021.02.17
コメントを書く