なぜ、絵を描くのか?

保護猫を迎える -5 猫のあれこれDIY-

保護猫を迎える -5 猫のあれこれDIY-

前回のつづき

普段からDIY好きの私たち。

猫を家族に迎えると決めてからは、わくわくする気持ちに伴って、

DIY心にも、静かに火がついた。

私が作ったもの

ケージのクッション

まずは私が作ったもの。

大きめで、部屋によく合うケージを購入したので、それに合わせて、クッションを。

ちょうど使わなくなったキルティングのマットがあったので、そちらを使うことに。

耳の部分を切り落として、ふかふかにしたいので、二つ折りで二重に。

カバーの生地は、ケージの色に合う、明るいチェック。

実は、自分のウェディングドレスも手作りしたのだけれど、その時に練習用でたくさん購入した生地の中のひとつで、私のお気に入り。

カバーは、汚れた時に洗濯出来るよう、取り外し可能な形に。

ギューちゃんがいじって壊したり誤って食べたりしてしまわないように、全面的に出来る限り糸などを隠した。

中の台にも、お揃いでクッションを。

ベッドのクッション

クッションをもうひとつ。

以前に、浅草橋のかご屋さんに行った際に「いつか猫ちゃんのベッドにしよう」と言って購入していた籠があり、こちらに合うクッションも。

不要になっていた枕がひとつあり、サイズも籠にぴったりだったので、またまた不要になったカーテンの生地で、カバーを作った。

こちらも、ギューちゃんにバレないよう後ろ側に大きめのボタンを付けて、洗濯可能にした。

初めはあまりここで寝てくれなかったのだけれど、天気の良い日に窓際に置いたら、すすんで使ってくれるようになって、嬉しかった。

おもちゃ

おもちゃも、とりあえずは市販のものを買わずに手作りしたいなぁと、お迎え前から、もう完全に愛が溢れてしまう私(と彼)。

我が家では竹製の歯ブラシを使っているのだけれど、使い古しの竹歯ブラシを、使ってみることに。

彼にお願いしブラシ部分をカット、小さな穴も開けてもらった。

ウールの毛糸を編み、中に端切れ生地を詰めてボール状にして、先ほどの竹棒に取り付ける。

毛糸玉は、予備で色違いをもうひとつ作った。

ザクロにも似たちょっぴり変なおもちゃだけれど、お迎え2日目に初めて遊んでくれた時から、ギューちゃんのお気に入りになった。

手作りのものを気に入ってもらえると、喜びひとしお。

猫用クーラー

以前にも書いたように、現在我が家には、エアコンがない。

施設の方に、夏場は室温を28度くらいに保つようにと言われたので相談してみると、猫用クーラーのようなものを使うのが効果的とのこと。

水筒に水を入れ凍らせたものと、厚手のタオルを小さく切ったもの。

くるくると包んで、ギューちゃんの居住エリアに置く。以上。

お迎え直後の暑い日中には、これにくっついて寝たり、顎を乗せてくつろいだりと、気に入っていたよう。

DIYとも言えないほど簡単なものだけれど、アナログに夏を乗り切るいい方法だった。

彼が作ったもの

ごはん器の台

床に直接置いたお皿からごはんを食べると、低すぎて猫の消化によくないということを知り彼に相談すると、ごはんの器を置く台座を、瞬く間に作ってくれた。

器が滑り落ちないように段差をつけてあって、ケージにも器にもよく合って、いい感じ。

キャットタワー

最後は、キャットタワー。

お迎え前からふたりで、どんな形にするとか話し合っては、わくわくしていた。

今回も、ほぼすべての材料を、ありもので。

私が冷蔵庫の中を把握しているのと同じように、彼も、家中の木材や市販の木材の寸法なんかを、頭の中にインプットしているみたい。

いただきものの、ほんのり色の付いている長〜い木材。
色が付いているためになかなか使い道が定まらなかったのだけれど、今回ここぞとばかりに登場。

ここには、この色付きがぴったり。
我が家のDIYあるあるのシンデレラフィットに、幸せを感じる私。

長さはシンデレラではなかったようで、天井まで少し足りないので、ざっくり端材で底上げ。
床との接地面には、頑丈な滑り止めを。

この柱に、先ほどの板と、ホームセンターで買ってきたロープを巻き付けて、完成。

ギューちゃん、見事なカメラ目線。

少し、上の段に登りにくそうにしていて、私は筋力がつけばへっちゃらになると思ったのだけれど、棟梁ご本人としては納得いかないらしく、後日ロープを追加。

仕事をじゃまするギューちゃん。

ロープの面積が増えて、一番上まで登れるようになった。

猫は、部屋の上の方から全体を見渡すのが好きだと何かで読んだので、ここが定位置になるかなと思いきや、そうでもない。

最上階までたどり着くことは、ギューちゃんにとっても一苦労らしく、最上階に登るときは、大抵ごはんの後の、無敵のハイパータイム。( Instagram

「見ててね」という目線をくれた後、どどどーっと一気に駆け上がり、

最上階に到着すると「見てた?すごい?」という感じでまたこちらを見るので、「すごいね〜!」と大袈裟に褒める。

ギューちゃんはこの通り、遊ぶのもトイレをするのも寝るのも、そばで見ていて欲しい派の、かなりの甘えん坊。

ハイパータイム以外では、ふたりが別室にいて、不意に戻ってきた時などに最上階でくつろいでいることも。

人が居るとそばに来たくなるけれど、一人の時は、やっぱり高いところが好きなのかな。

つづく

Instagram:#猫のギューちゃん