庭しごと -種取り編2 種の有効利用法-
- 2021.11.05
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前回のつづき
種の利用法いろいろ
野菜の種は畑に蒔く他にも、様々有効利用ができる。
野菜くずから手作り野菜だし
調理をする際にごみになってしまう、野菜の一部。
蒔く予定のない種の他に、食べられない皮やヘタなど。
これらの野菜くずは、実は栄養たっぷりだそう。
我が家ではたびたび、これを使ってだしを作る。
野菜出汁を作る際は、数種類の野菜くずを混ぜた方が、旨みが増すらしい。
また、栄養価的に生のものを利用するのが望ましいようだけれど、うちでは一度にたくさん野菜くずが出ることが少ないので、私はいったん、冷凍するようにしている。
冷凍庫に野菜くず保存バックを用意しておき、くずが出るたびに、そこへぽいぽいと入れてゆく。
ほどよく集まったところで冷凍庫から取り出し、鍋に水と共に入れ、煮込む。
弱火〜中火くらいで、じっくりと。
しばらく煮込んだら、火を止め冷ます。
いっぱい栄養エキスを出してくれた野菜くずたちは、濾してキエーロ行きの生ごみ入れへ。
残った液体が、そのまま野菜出汁となる。
鍋で煮るだけで、栄養たっぷりの野菜出汁が完成。このままスープやお味噌汁、煮物などに使う。
今回はナスやトマトのヘタ、かぼちゃの種が多かったので、土色になった。
玉ねぎの皮が多いときは、赤みも風味も、ぐーんと強くなる。
すぐに使わないときは、冷凍庫へ。
手作りパンプキンシード
スーパーフードとして販売されているパンプキンシード。
このスーパーフードは無農薬のカボチャを購入すると、嬉しいことに、必ず無料で付いてくる。
1. 乾燥させる
まず前回の要領で、とっておいた種を乾燥。
すぐにいただかない場合は、乾燥剤と共に瓶等に入れ保存。
2. 煎って、皮を剥く
フライパンで、オイル等は何も使わず、焦げ目がつくまで煎る。
しばらく熱していると、中にはぱん!と大きな音を立てて割れるものも。
あとは冷まして、せっせと皮を剥くだけ。
使ってみる
彼も私も大好きなサツマイモが無農薬野菜屋さんで売られるようになったので、最近は毎回買っている。
不定期的に不意にやってくる「お菓子を作りたい気持ち」が、やはりある日突然やってきたので、サツマイモケーキを焼いた。
お菓子作りもいつも適当なので、レシピなどは特にないのだけれど、記憶を辿る。
まず、サツマイモを温めて潰す。少しだけ皮も入れてみた。
そこへ、オリーブオイルと豆乳を加え、さらに混ぜる。
少しずつ混ぜながら分量を決めるので、自分でも、細かいレシピは永遠にわからない。。
さらに、アガベシロップで甘みを。
気分でクラッシュナッツも混ぜてみた。
小さいサツマイモをふたつ使って出来たタネを、半分ほど取り出す。
そこへ、たしか小麦粉とベーキングパウダー、豆乳を追加した。
こちらも少しずつ混ぜ、ねっとりとした状態になったら型へ流し、上にパンプキンシードをぱらぱら。
180度か200度のオーブンで、20分ほど焼いたと思う。
残りのタネは、スイートポテトに。
先ほどのタネをそのまま楕円形に形成して、クッキングシートへ並べ、表面にアガベシロップ、白胡麻を少々。
こちらは簡単にトースターで、いい感じに焦げ目がつくまで焼いたら完成。
見た目はご愛嬌。
いただきものの野菜ジュースと一緒におやつに。
甘さ控えめで、どちらも美味しく出来た。
パンプキンシードって、スイーツにも合うけれど、フライパン系の料理でも使えそう。
キエーロから発芽
これは、種の利用法ではないけれど、
ある日、生ごみを処理しようとキエーロを開けてみると、
すごい勢いで発芽している。
これまでも度々小さな芽が出てはいたけれど、あまりに元気な双葉で、驚いてしまった。
そっと抜いてみる。
根元からぽろりと落ちた種を見てみると、おそらくこれはカボチャ。
それと、小さなナスらしき芽も、ふた株。
植えてみる
もともと秋冬に何も植える予定のなかった、真ん中の畑に植えてみた。
カボチャもナスも、実りはしないだろうけれど、寒空のもと果たしてどこまで成長するのか、楽しみ。
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