庭しごと -種蒔き編５ Sさん家の食卓-

前回のつづき

暑い日が続いていた頃、うっかり水やりを忘れてしまい、翌日に様子を見てみると。

せっかく出ていたレタスとチャードに、枯れてしまった芽がいくつか…。ショック。

その代わりに、インゲンの太い芽が顔を出し始めた。

フェンネルもひょろひょろと発芽。

昨年買った種たちは、音沙汰なし。発芽するかどうかも怪しくなってきたかも。

ここで、入荷待ちをしていた、残りのハーブが届いた。

今年のお花要員のカレンデュラ、カモミール、ヤロウ。それにレモンバーム。

ハーブ用に仲間入りしたワイン箱を設置するための場所を、庭の一角に。

左のレイズベッドの端の、雑草や芝を刈りつつ、ひたすらシャベルで耕す。

隆起した場所も平らにならし、レンガの上に置く。いい感じ。

勢いで、ワイン箱から階段を挟んで向こう側の、謎のスペースも耕す。

土が砂っぽくて中の方も固め。この日は結構気温が高く、いい汗かいた〜。

上の謎のスペースの茶色い柵はじつはSさん宅側もので、柵の向こうは、例の楽園。

夫婦とギューちゃんで庭に出て、日がな一日何か作業をするような日が増えるにつれ、

お隣のSさん夫妻が声をかけてくださる回数も以前より増え、垣根越しによくおしゃべりするように。

ご主人の畑では本当に野菜が余ってしまうらしく、またこんなに。

しかもこの日は、奥様のお手製の漬け物も。

そしてそして、また別の日。

先日「タケノコ好き？」と聞かれて、二人とも大好きと答えたら。

そういえば、去年引っ越したての頃にもいただいたなぁ。

ご主人の採ってきたタケノコは、驚くほど美味しい。しかも奥様によって、こんなに美味に調理されて…。

この時期の我が家の食卓は、ほとんどSさんの食卓に、お邪魔しているような状態だった。

ありがたいな。幸せ。